大人になってからの虫歯は、子供のころに比べて痛みがあまり出ずに進行することが多いものです。
痛みがないとどうしても放置してしまうことが多いのですが、痛みがなくても進行して、ある日急に大きな穴が開くということもあります。
大人の虫歯の特徴は、場所が広く浅いところにできやすいということです。
また痛みが伴わず、歯の色が茶色くなったり黄色く変色することも特徴の一つです。
なんとなく色が変わってきた、茶色っぽい、黄色っぽくなっているということに気づくことが多いのですが、これぐらいなら歯科に行かなくても大丈夫だろうと放置している人が大半でしょう。
しかしこの時点ですでに広く浅く進行していることが多いものです。
気づきにくく治療がしにくいのも大きな特徴といえます。
見分けるには、朝口の中が渇いているかどうかを見ます。
渇いているようなら口呼吸をしており、そのために唾液が減っているということです。
唾液が減ると歯をきれいにできないので表面が黄色や茶色に変色しやすくなり、これが虫歯になっていきます。
子供ではないからできにくいだろうと思わずに、自分の歯を常にチェックしていくことが大切です。